2015年11月3日(祝)10:00 より、函館市民会館 益田喜頓胸像前において、平成27年度益田喜頓賞授与式が開催され、「クレアシオン創立20周年記念演奏会 アンサンブルの精華」が受賞しました。
以下、スピーチの内容(一部修正)を載せます。
選考結果報告
平成27年益田喜頓賞選考委員長 函館市文化団体協議会会長 安保天壽
平成27年益田喜頓賞の選考につきましては、平成27年7月24日市民舞台芸術奨励事業委員会を開催し候補作品、7作品について委員の皆様に慎重なご審議をいただきました。
その中で、平成26年7月6日に公演されたクレアシオン創立20周年記念演奏会「アンサンブルノ精華」が特にすぐれたものでありました。
『函館市内で個々に活動する、高い芸術性と技術力を持った演奏家が一丸となって作り上げた公演はクレアシオンが意味する「創造」にふさわしい多彩で魅力あるステージであった。個々としてもグループとしても、真摯に音楽に向き合う姿勢に今後一層の活躍を期待する。』
このような選考理由から委員会の総意を以ちまして今年度の益田喜頓賞として推薦いたしました。
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祝辞
公益財団法人函館市文化・スポーツ振興財団 理事長 佐々木茂
平成27年度の益田喜頓賞に、クレアシオンが選ばれました。函館を拠点に活躍するクラシック音楽の「若手」音楽家集団。もう20年立ちますので若いのかどうか(笑)
クレアシオンは進化していくと思います。高いクオリティーを目指して切磋琢磨する、そういう場を自ら作り上げ、フィールドを自分たちで創りあげて、同時に、純粋にクラシック音楽を愛するファーン、聴衆をも創りあげていく。そのことを心から讃えたいと思います。
今朝、20年間の軌跡を眺め、一貫して近現代作品に目を向けてきたことを確認しました。そこに前進の秘密があると、私は感じております。
クレアシオン、天地創造を意味します。メンバー一人一人の今後の一層のご発展を期待致します。
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謝辞
クレアシオン代表 畑中一映
この度、益田喜頓賞受賞に際し、函館市文化・スポーツ振興財団 佐々木理事長をはじめ、関係の皆様に改めて深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
クレアシオンは創立してから20年がたちましたので、さきほど佐々木理事長から「若手」音楽家集団とご紹介いただきましたが、実は数年前から私たちの方で「若手」とい言葉をはずさせていただいております(笑) ということで、今では道南音楽家集団ということで活動させていただいております。
先ほど、安保委員長からも言っていただきましたように、本当に「一丸となる」ことを目標として昨年の20周年記念演奏会には取り組んで参りました。今はクレアシオンをちょっと離れてしまった方にも協力していただいて、一丸となって、クレアシオン「創造」ということを思い出して、クレアシオンが20年一貫してやってきたように、企画、運営、演奏を自分たちで全部やってきました。
佐々木理事長がおっしゃって下さった近現代音楽は、前事務局長の引地桂子さんが、夏の演奏会は毎回近現代をやろうと決めた方針に沿って、ずっとやって参りましたが、引き継いでやってきて良かったと、今、感じております。
いろんな事情があって、これからも継続していくのは、なかなか簡単ではないというところもあるのですが、今回の受賞を励みに、これからも「クレアシオン=創造」という言葉を忘れずに、演奏のみならず、地域貢献を含めた活動を継続して参りたいと思います。
この度は誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。あいさつと代えさせていただきます。
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